2. どんどん見える「遠隔会議のメリット」
移動を減らすことが様々なメリットを生む
遠隔会議のメリットの根本は、打ち合わせのために「移動をしなくて良い」ことです。これが様々なメリットを生み出します。
ひとつに、コストを減らせます。交通費だけでなく、出張なら宿泊費や出張手当、移動にかかる人件費もかかりません。
例えば、大阪、福岡、シンガポールから東京に出張したとします。
交通・宿泊費 170,000円 一般的なビジネスパックや格安航空券を採用
出張手当 8,500円 産労総合研究所 「2015年度 国内・海外出張旅費に関する調査」
人件費 84,000円 国税省「平成26年分 民間給与実態統計調査」
合計 262,500円
遠隔会議だと、おおよそ1/10のコストで会議を開催できます。
ふたつめに、時間を有効活用できます。都内や市内でも、移動には結構時間がかかります。出張なら、チケットやホテルの手配も必要です。遠隔会議で削減できた時間で他の業務を行えば、生産性が上がり、残業の削減にも繋がります。
3つ目に、業務スピードが上がります。わざわざ集まっていた会議を遠隔会議に代えれば、すぐに物事を決める事が出来ます。
最後に、移動で発生するCo2(二酸化炭素)を削減できます。地球に優しい取り組みは、企業の社会的責任(CSR)活動として取り入れることができるかもしれません。前述の例だと、約149kg、一人あたりの家庭排出量の5ヶ月分に相当するCo2を抑制できる計算になります。
トレーニングの参加率向上にも貢献
合わせて、遠隔会議を講演会や社内トレーニングに利用することで、講演者は会場の手配やコストの心配がなく、参加者は移動や出張の手間が省けます。いつでも開催できるメリットを活かして、同じセッションを複数回行えば、参加者は自分の都合に合わせて出席できるため、結果、参加率を高めることができます。また、録画しておけば、欠席者に共有することや、新入社員用のマニュアルとしても利用できます。