ここが困った・もっと知りたい「教えて!Teamsタウンホール」
Teamsタウンホールとよく比較されるのがZoomウェビナーです。どちらも大規模イベントに適したオンラインイベントツールですが、どのような違いがあるのでしょうか。
まず、TeamsとZoomですが、Teamsは、主として企業や組織の「社内コミュニケーション」用にデザインされたツールです。社内共通のアプリとしてTeamsを使っている会社も多いかと思います。
一方、Zoomは、誰とでもやり取りできるようデザインされたツールです。”オンラインミーティングといえばZoom”というくらいに多くの一般ユーザーや企業で利用されています。しかし、Zoomのライセンスや社内利用に制限があるという企業もあるかもしれません。
では、TeamsタウンホールとZoomウェビナーについてはどうでしょうか?詳しく見ていきましょう。
<ライセンス>
Teamsタウンホールを開催するには、Teamsが利用できるMicrosoftの法人ライセンスが必要です。ライセンスプランがわからなくても、Teamsカレンダーの新規メニューに[タウンホール]がリストされているか見ることで、確認することができます。(「概要1. Teamsタウンホールってどんなもの?」参照)
Zoomウェビナーは、基本ライセンスに加え、ウェビナー用のライセンスを追加購入することで開催できるようになります。ライセンスはウェビナーの収容人数(500~10,000人など)によりプラン・費用が異なります。Zoomの[プロフィール]を開き、アカウントセクションに「Zoom Webinars」が割り当てられているか確認してください。

<画像処理による遅延>
Teamsタウンホールは動画データを最適化して配信するため、配信画面と視聴画面で数秒のタイムラグがありますが、この処理によりネットワークへの負荷が軽減され、より安定した配信が可能です。
Zoomウェビナーはリアルタイムに映像と音声が配信されるので、同時通訳や投票、リアクションなど即時性が高いやりとりに向いていますが、配信されるデータ量は比較的大きくなるので、まれに映像や音声に乱れが生じる場合があります。
<同時通訳機能>
Zoomウェビナーは、同時通訳の機能を搭載しています。イベントに通訳者を招待し同時通訳することで、参加者は自分が聞きたい言語を選択することができます。Teamsタウンホールには同時通訳の機能はないので、字幕機能を利用するか、言語ごとにイベントを分けるなどの工夫が必要になります。
<インタラクティブツール>
Zoomウェビナーではチャット、Q&A、挙手、投票やリアクションなどのインタラクティブツールが標準で準備されています。参加者全員がイベント中に、コミュニケーションを気軽にとることができます。
一方、Teamsタウンホールは、予約時の最大出席者数の設定によって利用できる機能が変わります。視聴のみの最大出席者1万人にすると標準装備はQ&Aだけです。
3,000人の参加者に設定すると、Q&Aの他、チャット、挙手、リアクションなどのインタラクティブツールも利用できるようになります。また、アプリを追加すると投票が利用できますが、参加者全員の参加環境でも利用できるか事前に確認が必要です。尚、これらの機能が利用できるTeamsライセンスはまだ限られているようですが、今後、よりコミュニケーションの幅が広がっていくことが期待できます。
<発表者カメラの同時表示数>
Teamsタウンホールは最大7、Zoomウェビナーは最大49のカメラを同時に表示できます。
Teamsタウンホールで、7人以上の発表者がパネルディスカッション等で意見を交わしたい場合は注意が必要です。
<イベントへの参加>
Teamsタウンホールは3種類のイベントタイプを選択できます。URLを知っていれば参加できる「公開」イベント、組織内のメンバーであれば参加できる「あなたの組織」イベント、特定のユーザーやグループに制限する「ユーザーとグループ」イベントです。特に、「あなたの組織」イベントは、Teamsへのサインインを必須とするため、簡単に社内イベントを開催することができます。これは、機密性が高い社内イベントを開催したい企業や組織には、Teamsタウンホールの大きな強みの一つです。
Zoomウェビナーでは、パスコードでの参加制限や、事前登録での承認・非承認などが可能です。そのため、参加者を把握したり制限することが容易という強みがあります。

このように、どちらにもそれぞれ強み弱みがありますので、イベントの用途や目的、実現したいことの優先度、準備および当日の運用負荷など様々な側面を考慮して、最適なツールを検討することが大切です。